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富岡製糸場

公開日: : 最終更新日:2015/07/27 レジャー, 仕事

23日、 世界遺産登録された富岡製糸場へ行ってきました。
仕事上、何年も前から行きたいと夫に言っていて、世界遺産に登録されたら混んでしまってゆっくり見ることも出来なくなると話していたが、なかなか行く気になってくれない。
たまたま別件で群馬へ行くことになり、やっと行くことが出来ました。
世界遺産登録後は毎日大勢の観光客で、ニュースでも長蛇の列。
祭日のこの日も混んでるのかな?と思ったら、ここ数日猛烈な寒波な上、クリスマス前とあってか駅前から商店街は閑散としていた。
食べ歩きが出来るお店も多くあったのだけど人通りが少ないからか閉めている店が殆どで、まだまだ恩恵を受けているという印象も無く寂しい感じ…。

 

SH3E0361製糸場に着くとやはり見学者が多く、賑わっていました。
入場料は並ぶことなく購入、無料のガイドツアーがあります。

SH3E0343見学コースは決まっていて、最初の棟、東繭倉庫からスタート、明治5年の建築物に歴史の重みを感じます。

SH3E0336コース1の原料科、入ってすぐ右にシルク製品やお菓子等、お土産の売店があります。
歴史紹介や展示品に見入ってしまいます。
大型シアターにて製糸場の歴史を上映。
レンガ作りから始まり建物の歴史や工女たちの生活を20分ほどで解説、これがとても良かった!

egtvyBbplM_X5fO1422946185_1422946232そして本当にラッキーだったのが、日本で最初の絹糸を紡ぐ方法、時間が決まっている「座繰り実演・体験」を見れ並ぶこともなく体験できたこと。

SH3E0339湯の中に30個ほどの蚕を入れ右手でハケを持ち、湯が回転するようゆっくり手前でかき回しながら左手で糸を巻いていきます。
一つ一つの蚕が湯の中で一本の糸がはがれていきます、湯を回転させることにより、細い糸同士が撚りを作って糸となっていきます。
糸が離れ中の蚕がよく見えます。
糸が取られ終った蚕は下に沈みます、それをすくって新しい蚕を入れていくのです。

SH3E0391体験後、私がアパレルである話をしたら、実演職員の方々がとても熱心に説明して下さいました。
写真が無くて残念なのですが、このとき巻き上げた糸は9デニール、タイツくらいの糸の太さだそうです。

触るとシルク独特のコシと光沢に感動し、お願いしたら出来上がった糸と残った綿状の物を頂けました。本当に嬉しく、この体験も糸も宝物ですね!
この綿状のものは加工され化粧品類となるのでしょう。

*実演担当の職員の方々、お時間を取らせご親切な説明と頂いた糸に心から感謝申し上げます。

 

SH3E0407市販の絹糸でも、撚りをほどくとフワフワとした綿状になります。
そういえば専門学生の頃授業でもやりましたね、繊維の性質を知るために糸の撚りをほぐしたり、様々な素材の生地をほどいたり焼いて燃え方を見て匂いをかいでみたり。
古い教科書、もう黄ばんでしまっているけどまだまだ参考になることが多くてよく開きます。

SH3E0346繰糸場の外観です、日の位置も悪くかなり暗い感じでした。
独特な建物は従来の日本ではまだ無かったトラス構造を用いた建築工法、上まである大きな窓ガラスや屋根に目が行きます。

SH3E0348コースを進み、いよいよ工場内へ。ドキドキです!

SH3E0347夫とうわ~~っと小声で歓声を上げてしまいました。
両面の大きな窓は室内に電気がなく、日の光が電気代わりだったのです。
この日も曇り気味でしたが、こんなに大きな機械の中でも十分に明るかったです。
機械に触れることは出来ませんが、一つの作業台の前に立ち、ずらりと並んだ工女たちのイメージを膨らませると、まるで自分も工女になったような錯覚を起こします。

SH3E0350ブリュナ館、残念ながら中の見学は出来ませんでした。
ここで工女たちに読み書きや裁縫を教える夜学校としても使われたそうです。

SH3E0350内部は改造され当初の面影はないということ、とても残念です。
これから地下室が見学できるようになればいいですね。

SH3E0353ブリュナ館の外から内部廊下を撮ったもの。
学校の廊下のような佇まい、手前に洋裁室があります。
もしかしたら場内のどこかにこの洋裁室の資料があったのかな?やはりここは見学したかった!
洋裁室を当時のミシンなどを復元して展示して欲しいと強く希望します。

SH3E0351寄宿舎
ここはベンチ等もありゆっくりくつろげそうな広くて日当たりの場所でした。
反対側には、鏑川(かぶらがわ)が流れています。
ここを見て、初めて自分たちが高台にいるのだと知りました。

かなり下を流れる鏑川はとても眺めがよく美しかったです、紅葉の時期だったら最高の眺めでしょう。
そういえばシアターの解説では製糸場を作るための立地条件の一つにこの川が含まれていました。

SH3E0352寄宿舎
浅間寮、妙義寮、昭和15年に建設されたようです。

工女たちの給料は能力給、技術が優れていれば誰でも一等工女となれたそうです。
宿舎、食事、寝具は提供され、診療所もあり医療費は無料。
日曜休日制が採用され、明治初期の労働環境は先進的であったと。

しかしネット上では元祖ブラック企業と出てきます。
富岡製糸場はブラック企業だったのか?
そうでしょうか?この時代にこれだけ多くの女性が働ける環境はそうそう無かったはずです。
寮ではイジメもあったでしょうし、能力の低い人は辛くて厳しいことも多かったでしょう。
技術職にとって、能力給は当たり前だと思っています。

民営化されてからは勤務時間も長くなりストライキが起きていた様ですが、富岡製糸場に限らず、大きな工場というのはどこもこうだったのでしょう。

因みに「サボ」という婦人物のサンダルがありますが、これはフランスの工場労働者が団結し、木靴で機械を叩き仕事を停滞させた労働争議であるサボタージュ
その木靴、底が厚くつっかけ式が似ているデザインからきています。
何かをサボるもそうですね。

SH3E0356蒸気釜所の煙突、鉄水槽が見たかったのですが、こちらも残念なことに工事中で何も見学できませんでした。

SH3E0354社宅郡、子供の頃の木造住宅が立ち並んでいました。
まだ人が住んでいるかのように置いてあるほうき、今にも賑やかな子供の声や割烹着を着たお母さんの料理の音やいい香りがしてきそうな平屋にとても懐かしく、しばしタイムスリップ。

見るもの全てが、ただただ感動の一言。
しぶしぶだった夫もすっかり夢中だったのでお互い写真を撮ることも忘れるほどでした。
素晴らしい写真はこちらから利用できるようです。「フリー画像一覧
とても見やすくてわかりやすい場内案内のポイントです。

FHYyppXKXmTFUko1422945482_1422945866最後に、富岡製糸場イメージキャラクターの「お富ちゃん」とツーショット!
この日は本当に寒くクリスマス前とあって入場者数が少なかったようです。
Facebook公式ページで毎日の入場者数が投稿されますが、この日は1200人ちょっとだったんです、今まで見てきた中で一番空いていたんですよね。
なのでこのお富ちゃんともなかなか写真を撮ることも難しいそうです。

短い時間でしたが今度はもっとゆっくり見学し、近くの観光地へも出かけてみたいですね。
因みに入場料金は大人500円でしたが、4月から大人1000円になります。
工事中の場所が多かったので、4月からはもっと見学箇所も増えて充実すると思います。

2014年12月29日 @ 02:47

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